酔狂日記

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zoom RSS 父から母へのラブレター

<<   作成日時 : 2008/09/24 23:03   >>

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父が亡くなった翌日、火葬のあとに父の書類を整理していたら、11年前に父から母へ宛てた手紙が見つかった。母もすっかり忘れていたそうなのだが、まるで父が見つかりやすいように置いていたとしか思えないような見つかり方だった。本当に父から母に対する愛情あふれる手紙だったので、これは父の人となりを知ってもらう上でも是非紹介したいと思い、場違いなことを承知のうえで、葬儀の喪主挨拶で披露した。その手紙を紹介したい。

「セツ子 私共も十月二日になれば、結婚して四十一年になりますね。わがままな私と、良く一緒に過ごしてくれました。思いおこせば矢島から雅彦を連れて、裸一貫で出て来て、窓もない小さな部屋で、たたみもなく、米だわらにゴザを敷いた生活でしたが、よし必ず自分の家を造り、幸せな家庭を造ろうと心に決めました。間もなく理恵子が生まれ、互いに力を合せてやった結果、三年たたない内に茨島に家を建てる事が出来ました。

私達の一番良い事は、子供に恵まれた事です。二人共素直に育って呉れて、病気もせず、今では雅彦は県庁に入りエリートコースだと言われ、理恵子も家を造り一生懸命やっており、何も心配する事はありません。

セツ子は好きな踊りをやり、真面目さと努力により正師範に迄なり、生徒から慕われ、良く石塚さん、田近さんが私に言いますが、私達は良い先生に恵まれ、よその人達から、あなた達は本当に良い先生に教わって良いねと、うらやましがられて居ると言う事を聞きましたが、私もそう思います。えらぶらず、やさしく人に接しておる所を見て、此のままやって下さい。

踊は自分で楽しんで、人に喜ばれて、本当に良い事だと思います。私もなにかと思い、最近サツキをやり、町内のカラオケ同好会に入り、皆に上手になったなんて言われ、楽しく過ごすようにしたいと思います。

四十一年になりましたが、お互い身体に気をつけて、五十年の金婚式を元気に迎えたいと思って居ります。此の先もよろしくね。」

何のてらいもなく、正直に自分の気持を手紙に託す。こんな父がうらやましくもあり、ちょっとかなわないなぁという気持である。蛇足ながら、この9年後、金婚式は家族四人(父、母、雅彦、理恵子)で、父の大好きな蟹料理の店で御祝いしたことを付け加えておく。

合掌。
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