増田「蔵の日」イベント

画像今年で2回目となる増田の「蔵の日」イベントを、妻と一緒に見学した。昨年の第1回は11月5日の一日限りの開催で、公開蔵も10棟に留まっていたが、今年は10月20日~21日の二日間の開催となり、公開蔵も16棟に増えた。昨年の反響が予想以上に大きく、蔵の所有者の間にも理解が広がってきた証しだ。イベント自体も、地元商店街の人たちの主体的な取り組みが増え、昨年はあまり見られなかった土産物の出店や休憩所などが多数設けられていて、イベントに対する地元の盛り上がりが感じられた。昨年は昼食を取る場所が少なく苦慮したが、今年は至る所に食事を提供する店があり、グルメマップなる案内地図も用意されていたのは、主催者側の努力のあとが伺われた。蔵の写真集も、このイベントに合わせて改めて出版され、1500円で販売されていた。この写真集には、合計33蔵が収録されており、公開蔵以外の蔵も堪能できるので、とてもお買い得である。

僕自身、増田の内蔵に関心を持つようになったのは、首都圏の秋田ゆかりの経済人で組織する産業サポータークラブが増田の内蔵に着目し、それをビジネス活用できないか検討する取り組みを始めたのがきっかけだった。昨年の蔵の日以降、今回まで都合4回も増田を訪れ、蔵を拝見させていただいているが、何度見てもその素晴らしさには言葉に尽くしがたい魅力がある。ただ、残念なのが、多くの蔵が普段の生活空間の中にあり、一般には公開されていないことだ。さらに、空き家になったまま放置されている蔵も多く、早急に何らかの手立てを打たなければ、貴重な価値を持つ蔵も早晩消えてなくなってしまう危機にさらされている。

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現在、予約無しで常時公開しているのが佐藤養助商店の「漆蔵資料館」のみで、日の丸醸造と佐藤又六商店の2棟が予約公開となっている。年間を通した町の活性化やビジネス展開を考えた場合、これだけでは絶対に不足で、まずは、空き家となっている「勇駒酒造」や「増田勧業社」の活用が考えられないものだろうか。特に、「増田勧業社」の内蔵は、漆蔵資料館や日の丸醸造に負けないほど素晴らしいもので、是非、常時見られるようにしてもらいたい。また、勇駒の酒蔵は、今回も写真展会場や喫茶ホールとして使われていたが、その広いスペースを活用し、展示ホールやイベントホールなどへの活用が考えられる。

また、通り全体の魅力を増すには、ファサードの修景も重要で、歩いて楽しくなるような統一のとれた町並みにすることも必要だろう。いずれにしても、お金のかかることなので、国の事業の活用や、蔵の基金募集活動を活かす取り組みに期待する。

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佐竹公が宿泊された宿の御印

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この記事へのコメント

2007年10月28日 22:42
自分のブログにコメントするのも何か変な感じだけれど。

今年の観客は、新聞報道によれば2日間で4300人だったとか。昨年が1500人だったから、着実に増えてます。

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  • 増田蔵の日

    Excerpt: 横手市増田町は江戸末期~昭和初期にかけて 豪商の町として大変栄えたそうです。 こ Weblog: 秋田いろいろ** racked: 2007-11-09 00:15