桃源郷手這坂の春

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江戸時代の紀行家、菅江真澄が、中国武稜の桃源郷に擬した手這坂は、200年経た今なお4軒の茅葺屋根の集落に桃の花が咲き乱れる桃源郷である。残念ながら、すでにそこに住む人なく、無人の集落となったが、県立大学生らのボランティアの手によって、修復保存が図られている。

「ここに誰 世々咲く桃に かくろひて おくゆかしけに 栖めるひと村」
文化4年(1807年)4月9日、真澄は大窪平から手這坂に出た。家が4・5軒川岸にあるのが見えた。坂の上から眺めると、昔仙人が山の奥深く、清流の岸辺に庵を結び隠れ住んだという中国の桃源郷にように思い、この和歌を詠んだという。

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真澄も見たであろう集落の脇に流れる清流は、夏には蛍が舞い飛ぶ幽玄の郷となる。それはまた、美しい光景だろう。 

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