重力ピエロ(映画)
伊坂幸太郎原作の映画化。全編、仙台ロケで撮影された映画なので、仙台に思い入れのある人にとっては、見逃せない映画かもしれない。放火、ストーカー、連続レイプ魔、そしてそれによって生まれた子どもによる殺人など、重苦しいテーマを扱った映画なのに、見終わった後、なぜか爽やかな印象を与えてくれる。それは、父と母、兄弟の家族愛がもう一つの主要なテーマだからかもしれない。
直前に原作を読んだばかりだったので、どうしても小説と映画を比較してしまうが、特に殺人に至るまでの動機など、映画では十分に描ききれない部分が多かったように思う。今回は、フォーラスのシネマパレで観たが、相変わらず観客が少なかったのは寂しかった。もう少し、秋田の人に映画を観に来て欲しいものだ。
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