春爛漫の桃源郷手這坂

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秋田県北部、白神山地の麓にある八峰町に、江戸時代そのままの風景を今に残している集落がある。手這坂集落だ。文化4年(1804年)、江戸時代の紀行家、菅江真澄がこの地を訪れて、「中国武陵にあるとされる桃源郷のようだ」と絵入りで紹介したところだが、平成12年(2000年)に無人集落となってしまった。

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その翌年、旧県立農業短大の山崎光博研究室が民家の清掃作業に入ったのを契機として、地元有志による「手這坂活用研究会」が結成された。その後、その研究会の手によって、民家や農地の再生活動が行われている。江戸時代の風景を再現するように、桃の花を植栽したり、茅葺屋根の修復作業などが定期的に行われている。

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桃の花が満開になる5月上旬から中旬に訪れると、江戸時代に菅江真澄が見たであろう風景が、そのままの姿で目の前に現出する。その感動は、とても言葉で言い表すことができない。この日など、国道101号から手這坂集落に向かう道路に右折したとたん、今か今かと気持が浮き立つように、心臓がドキドキしてきたくらいだ。こんなこと、めったにあるものではない。それだけ、心動かされる風景であるということ。

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この日(5月15日)は、魁新聞で紹介された影響か、大勢の見物客が訪れていた。少しでも多くの人に関心を持ってもらい、この風景がいつまでも残されることを願ってやまない。

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桃の花は、彩りが鮮やかで美しい。とりわけ、源平シダレモモと呼ばれる3色の花を咲かせる木は、周囲から浮き立つように目立って印象的である。

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