地域力フォーラム2014

昨年から始まった「地域力フォーラム」も今年で2回目の開催を迎える。今年は、秋田で頑張っている7人の若者からプレゼンをしてもらい、参加者一人一人がこれからの秋田の未来を考える。We create our future! この言葉が、このフォーラムのテーマである。

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最初に、一流企業に勤めていた若者たちが職を辞してまで移り住むことで全国から注目を集めている、島根県隠岐郡海士町の山内道雄町長から、「日本海の離島に若者が増えている理由(わけ)」と題して基調講演をいただいた。

山内町長が就任した当時は平成の大合併が全国で進められていた。海士町も隠岐の島3町村合併の枠組みに組み込まれていたが、山内町長は県の意向に反対し、町村合併ををせずに単独で存続する決断をした。その際、町の自立プランとして、町長自ら率先して給与カットを実施した。「公務員は先憂後楽の精神が基本。私は自ら身を削らない改革は住民に支持されないと思っている。トップが変われば職員が変わる。職員が変われば役場のイメージが変わり、住民までが変わってくる。住民が変われば地域が変わる。そういうことが地域再生の最大のポイントだ。」とのこと。

また、平成16年からカウントすると、40歳以下のIターン者は295世帯、437人。起業者、加工グループ、繁殖農家(牛)、岩ガキ業者、一本釣り漁師など様々な若者が来ている。その結果、島根県では海士町だけが人口増である。なぜ、海士町に若者が集まるのか。山内町長は、「定住対策として町は特段のことはしていない。彼らは新しいステージを求めて来ている。学生時代などに一回は海士町に来ている。下見に来て決めている。外から新しい風が入ってきて、いい意味での化学反応が起きてきた。海士町が周囲よりも活性化したのは交流だろう。交流は活性化のモトだと思う。」と話されていた。

さらに、隠岐の島で唯一の高校、島前高校は、入学者数の減少で定員の確保もままならない状態だった。それが、全国から生徒を募集する島留学制度を導入することにより、都会から優秀な子どもたちが集まるようになってきた。その影響で島の子どもたちも早稲田や慶応などの一流大学に入れるまでなったという。減少を続けていた生徒数も、平成20年の80人から平成26年には倍増の160人を超えるまでになったそうだ。

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続いて、秋田県内で頑張っている7人の若者から話を聞いた。この人たちの話を聞いていると、元気になってくる。そして、これからの秋田の未来は明るいと思えてくる。

○佐藤喬さん
大学卒業後、広告プランニング会社等を経て、海士町の観光協会へ所属。2009年「離島キッチン」、2014年「スモールエレファント」を立ち上げ全国に離島や村の商品を販売。ネットワークを活かしスモールビジネスを創造する。

○吉田理紗さん
大学卒業後秋田に帰郷。2005 年に市民活動支援アドバイザーに就任。2009 年にNPO法人あきたNPOコアセンターの理事に就任。NPOの中間支援や研修講師、まちづくりワークショップのファシリテーター等に従事。ローカルな」ファシリテーターの必要性を強調する。

○浅野慎太郎さん
畑違いな仲間たち「畑楽」を立ち上げ異業種ネットワークを構築。地元小学校中心にキャリア教育を実践中。多くの人とつながり思いを共有する事で、夢が現実に・・・、そして地域の活力になっていくという。

○板谷大樹さん
八峰町観光協会事務局に勤務する傍ら、まちおこし NPO オモシエナの代表も務めています。八峰町を広く PR することを主たる目的に掲げ、特産品の販売や、地域内の案内、セミナーの開催等を実践中。

○石岡真理子さん
クリニック勤務(その間に結婚~2人の子どもを出産)を経て、2013年5月、「出張専門いしおか助産院」を開業。主体的に出産環境をつくり、出産環境の選択肢の幅を広げる。そして、親子の自己肯定感が上げていきたいという。

○鈴木和浩さん
仙台~神戸~大阪~東京の社会人生活を経て、現在、「東北に若者の雇用をつくる株式会社」にて、若者が自分で食べていける力をつけるための仕組みを作りをしている。若者の活動が社会に認められ、生業としていくことが出来る社会を創るという。

○高橋基さん
大学卒業後、帰郷し、家業(有限会社たかえん)を継ぎ、2008年、地産地消をテーマとしたそうざい屋「デリカテッセン&カフェテリア紅玉」を立ち上げる。どんな人でも成長する社風を創ることで、皆が輝いて働ける企業をつくり、引いては魅力的な地域を創造したい、と話す。

撮影:平成26年8月9日(土)

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