矢島ひなめぐり -道益苑・八森苑 4-
佐藤家のお雛様。佐藤家は、生駒氏の重臣で、矢島移封前の高松時代以来の家臣の家柄である。高松市にある国の特別名勝栗林公園は、佐藤家の居館跡で、公園の基礎を佐藤氏が築いたとされる。生駒氏が高松入りしたときの佐藤家の領主が佐藤道益であり、この施設の名称「道益苑」は、それにちなんだものである。
この雛人形は、特に説明書きはなかった。古今雛にしては、女雛の髪飾りがないし、芥子雛にしては少し大きい気がする。
龍源寺のお雛様。二組の古今雛が飾られている。龍源寺は矢島藩主生駒氏の菩提寺で、初代生駒高俊はじめ、代々藩主の墓所がある。
右側の古今雛のほうが、大きくて古い。
左側の古今雛は、大正時代に購入されたもので約90年たつというが、まったく古さを感じさせない。
矢島の柳飾り。
池田家の古今雛の雛人形。元は、生駒氏重臣の佐藤家の雛人形だったが、池田家の現当主の父が佐藤家に大工として出入りしていたときに譲り受けたものだそうだ。
この雛人形は芥子雛のように小さい。また、古今雛特有の女雛の髪飾りもない。どうもよくわからない。
撮影:平成27年3月15日(日)
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