岩見峡を歩く

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旧河辺町岩見三内の奥にある岩見峡。雄物川支流の岩見川の上流にあたるが、秋田市内にあって自然の渓谷美に触れられる場所である。近くの鵜養(うやしない)集落とともに、訪れてみたい場所のひとつである。

まずは、岩見峡一番の見所、伏伸(ふのし)の滝。江戸時代の紀行家、菅江真澄が記した「勝手の雄弓」によると、「このあたりが昔、湖であったという物語があり、鵜養(うやしない)という地名もあるところから、鵜の洲や鵜の巣がなまったものではないか」と書かれている。真偽のほどは不明だ。

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「伏伸の滝」の上流に位置する「舟作」。「伏伸の滝」から林道を歩くと、途中案内板がなく、本当にこの先に「舟作」があるのかと不安になる頃、やっと到着する。河辺町史によると、川の流れによって掘って削られて出来た岩盤の溝が、ちょうど舟の形をしていることから、この名が付けられたという。ちなみに前述の菅江真澄の「勝手の雄弓」によると、鮒(ふな)雑魚(ざっこ)からきたものではないかと推測しているが、今は河辺町史に書かれた由来が通説となっている。

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「伏伸の滝」から「舟作」の間の渓流。このあたりは流れも急だ。モミジは紅葉のときもいいが、緑の葉もまた綺麗だ。

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「伏伸の滝」の下流に位置する「殿渕(とのぶち)」。深い溝の上に橋がかかっているが、その橋から渓流を覗くと、エメラルドグリーン色に染まる水が透明感に満ちあふれている。

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殿渕の橋を渡り、川辺まで下りていく。このあたりは、流れが緩やかで、透き通った水のため川底まで綺麗に見える。

撮影:平成25年10月14日(月)

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